Category : RTWMC

  • 第三次世界大戦の発端

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    日本の状況 中国内戦とそれに伴う東アジア情勢の混迷は、とにかく安全保障を確保したい日本と、自らが育んだ憎しみの応酬からの決別を望む米国との間に溝を生んでいた。 法の間隙を突いて発足された実戦的な日米共同部隊である海外自衛隊は、二度にわたる日本海紛争で疲弊し、また様々な政治的しがらみによる運用の困難さ… more
  • 第一世代ベーシック機

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    KRVの起源は、21世紀初頭に運用されていた歩行重砲にある。 歩行重砲は山林や市街地などの車輛が入り込めない不整地にて歩兵に随伴する移動陣地であり、会敵すれば瞬時に特火点や掩体と化し、即席の拠点として機能した。歩行重砲は非対称戦争にお...more
  • サイバネティクス

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    シンギュラリティは政治によって潰えた。人類は23世紀に至っても野生動物の在り様から何ら進歩する事が無く、地球圏に閉塞し、限りあるリソースを奪い合う不毛な歴史を営々と紡いでいた。 かつて行われたヒト脳を先天的に拡張させ意識をクラウド化するポストヒューマン社会への挑戦は、権力が行使する実際的な暴力の前に… more
  • 第二世代ベーシック機

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    史上初めて開発された第二世代ベーシック機は、2060年代の米空軍宇宙遠征部隊に配備されたMBPマーク2であった。第一世代機のウィークポイントであり多関節機械の宿命的な欠点であるとされた航続距離や整備性の問題を、マーク2はマイクロマシン素...more
  • 軍事技術としてのフラグメントシステムと政...

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    フラグメントシステムとは、21世紀半ばに開発が始まった全地球捕捉プラットホームである。 その起源は米軍のパペットシステムを基幹とした次世代軍事構想であり、ありとあらゆる地域に進出し潜伏しうるKRVを用いて世界中の情報をシギントしようとするものであった。これは単なる情報収集網に留まらず、世界中のKRV… more
  • 宇宙軍事戦略の想定と実際

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    21世紀後半に開発された対地攻撃用の衛星兵器。 2060年代、人類史上初めて本格的に設立された宇宙戦力である米空軍宇宙遠征部隊は、KRVの運用を前提として編成された。 宇宙常駐部隊は反撃を受けに...more
  • 量子兵器の解説

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    量子兵器を試験的に搭載したエクストラ機。 量子制御技術は巨視的には無から有を生み出しているように見える事から、魔法に例えられる事もある。 その歴史は古く、人類が炎を扱うすべを手にした時からすでに...more
  • KRVの概要

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    ロシア軍の第二世代機。 正式名称はキネティック・ロボティクス・ヴィークル。 大容量の電子装備を積載した、全高3m以上に達する大型エクソスケルトンである。その名の通り、自律多目的プラットフォーム群に随伴し、最前線...more
  • 超微細技術の現状

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    分子機械の導入は高度機械の開発コストを大幅に省力化した。 超微細技術とは、分子レベルのスケールで物質を制御する技術のことである。 古くから工業や医療に不可欠な技術であり、現在では分子アセンブラー...more
  • KRVのカテゴリ一覧

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    下記の分類に属さない機体も多数存在する。 エンシェント アナログ技術で製造された古い機体。 プリミティブ 1945年の代用物質開発研究所にて互助組織が試作した一連の機体群。 黒...more
  • 木星通商網と地球

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    L4とL5には人類史上最も巨大な建造物であるスペースコロニーが設営されている。 地球は青かった。そして、そこに神はいなかった。 その言葉が、人類の何者よりも早く宇宙へ飛び立った男によって語られて...more
  • KRVは貧者の兵器なのか

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    民生品を違法改造したテクニカル。外見上の特徴としてレーダードームが増設されている。 KRVとはいかなる地形へも瞬時に離着陸が可能な空中管制機である。かつてはその機械的複雑さから補修や維持には多大な...more