エクストラ機はあらゆる環境下においても十全に稼働するように設計された宇宙開発用の重機である。

単独で完結した活動を可能とし、未開の惑星などの極限環境下における有人作業に用いられる。

エクストラ機は兵器ではなくあくまで宇宙開発機材であり、ベーシックのようなオートマトン管制機能も有していない。しかし、警備会社やPMCも満足に雇えないような中小宇宙開発業者などでは、自衛のためにエクストラ機を武装させていることもある。

アームドエクストラ

エクストラ機を原型としたテクニカルは数多く存在するが、地球圏から遠く離れた僻地の宇宙居住区においてはエクストラ機の生産ラインを流用した軍用の再設計機も存在する。特にアーミラリNaN社会では豊富な資源により地球から独立した経済圏を形成しており、エクストラ機を起源としたアームドエクストラなるローカルなKRVが主力兵器として生産運用されていた。

アームドエクストラはベーシックやエクストラと同じくスタンフレックス概念に基づいて設計されており、機体各部のモジュールを換装式にすることで更新コストの抑制と汎用性の拡充がはかられている。